この記事が役立ったと思ったらソーシャルメディアで共有してね。 « Prev; Next » Recommend. 聡明という言葉をどこかで見聞きしたことがある方は多いと思いますが、その意味や語源や由来をご存知でしょうか。今回は例文や褒め言葉としての聡明といった使い方についても含めてご紹介していきますので、聡明について知りたい時の参考にしてください!, 聡明の意味、1つ目は「物事の理解が早くて賢いこと」です。また、そのさまを表します。理解とは「物事の仕組・状態・意味などの論理的に判断し納得すること」ですので、理解が早くて賢いというのは「見聞きしたものがどういうことなのか?を素早く導き出す思考や知恵を持っていること」であると言えます。, また、理解には「相手の気持ちを汲み取ること」という意味もあります。その意味で捉える場合は「相手の気持ちを察するのが早い頭の働きがあること」を表し、状況に対する素早い論理的判断と結び付きます。聡明は物事だけでなく、「人の気を察して理解した上で判断や行動を起こすこと」も表せる言葉です。, 聡明の意味、2つ目は「神に供える餅や黍(きび)などのこと」です。一般的にこの意味で用いることは少ないため、1つ目の意味しか知らないという方も多いでしょう。しかし現代でも、神職にかかわる方々は聡明にこのような意味もあることをご存知かもしれません。, 聡明は「物事の理解が早くて賢い」ということを表すように、誰かのことを「賢い」と褒める時に使う褒め言葉の一種です。理解や判断といった「思考の働き」に対する褒め言葉ですので、そういった「様子や能力」を表す時に褒め言葉として聡明の語を使います。, 「あなたは聡明だね」と言われた時には、「あなたは物事の理解が早くて頭の働きが良い人だね」という意味合いになります。聡明は現代においては一見堅い印象で、年代問わず自然と用いる言葉ではありませんが、言われた時には素直に喜んで良い褒め言葉です。逆に使えるような時があった時には、褒め言葉で使ってみましょう。, 以下の記事では、女性が言われたいと思う褒め言葉についてご紹介しています。「女性に褒め言葉を使いたい」「褒められたいけど具体的に言ってほしい言葉は?と聞かれると分からない」といった方におすすめです。, 聡明は「そうめい」と読みます。聡は「さとる・さとし」などの読みで名前に用いられることが多い印象ですが、音読みで「そう」訓読みで「さと(い)」と読む漢字です。明は「明るい・明かり・明け方」などの形で身近な言葉ですが、音読みで「みょう・めい・みん」訓読みで「あ・あか・あき」と読みます。, 訓読み「あ」の後には「かす・かり・く・くる・ける」のいずれかが付き、「明かす・明かり・明く・明くる・明ける」といった形になります。「あか」の後には「らむ・るい・るむ」のいずれかが付き、「あき」の後には「らか」が付きます。ちなみに、音読みの「みん」は表外読み(一般的に使わない読み方)です。, 聡明が「物事の理解が早くて賢いこと」という意味を持つ言葉として存在しているその由来には、「聡」と「明」が持つ語源が関係しています。この2つの漢字が持つそれぞれの語源と語源から派生した意味が合わさることで、上記の意味を持つ聡明の言葉が完成するのです。, 「聡」の語源は「耳がよく聞こえること」で、そこから「物事を理解する能力が高い」意味に転じて「理解力や判断力が高い・賢い・才知ある」を表すようになりました。「明」の語源は「目がよく見えること」で、明るければ物が明白に見分けられることから転じて「瞬時に物事を見分ける能力」の意味を持つようになりました。, 物事の音や情報をよく聞いて理解する能力に長けることを表す「聡」と、物事の様子をよく見て理解する能力に優れることを表す「明」を合わせたものが「聡明」です。よって聡明が表す「理解が早い賢さ」は、「よく聞いてよく見ることで理解力や判断力に長けていること」だと言えます。, 聡明は名詞、または形容動詞として使います。具体的には「聡明な人・聡明な男性・聡明な判断・彼女の判断は聡明」などの形になります。良い意味で使う言葉なので、「物事の理解が早く賢い」の意味をひねくれさせて使ったり捉えたりということはしません。, 聡明であることを示したい時、その対象が上司や目上の方である場合も多いかと思います。その際には「聡明を使うのは失礼ではないか?」と不安になる方もいるかもしれませんが、聡明の語は敬語の影響を受けるものではないため、上司でも部下でも同僚でも使えます。もちろん子供にも使えますし、時に動物にも使います。, ただし、上司や目上の方(敬語を要する相手)に使う時には文を「敬語表現」にする必要があります。聡明は敬語表現の影響を受けないので、一般的には「お聡明・ご聡明」などにはなりません。たまに「ご聡明」を見かけることもあるかもしれませんが、一般的には無いです。そのため、敬語表現にする際は「文」を敬語にします。, 最もシンプルな敬語表現は、「です・ます」を付けた「聡明な方です」「聡明なご判断をしました」などでしょう。より丁寧にしたいなら、「ございます」を付けた「聡明な方でございます」が無難です。数多の使用例の一部ですが「聡明なご判断をされました」「あなた様の聡明なご判断に感銘を受けております」などもあります。, 「聡明は男性に対する褒め言葉では?」というイメージを持っている方も少なからずいるようですが、実際には誰にでも使えます。男性・女性といった性別を問わず使える他、目上や目下といった立場も気にする必要はありません。また、大人や子供といった区分もありませんし、人間と動物のどちらにも使えます。, 男性に使う褒め言葉では?というイメージが付いた理由として考えられているのは、「聡明」という言葉を男性名に用いることがあるためです。また、「聡」だけでもよく男性名に使用されます。そういった漢字と人名のイメージが、聡明の褒め言葉としての使い方に対する疑問を生み出しているようです。, 注意点ですが、聡明を人名に使う際は「そうめい」ではなく「としあき」や「さとあき」の読みになるのが基本です。中には「そうめい」の読み方そのままの人名になることもありますが、生きている中で「聡明(そうめい)」の言葉を使う時・言われる時にややこしくなるため、一般的には「敏明」などの読みが多いです。, 聡明の例文1つ目は、「問題が起きても機転が早い上司はとても聡明な人だと感じた」です。これは「上司が聡明な人だと思った」ことを表しており、その理由は「問題が起きても動転せず適切な対処をしているから」という表現も含まれています。その思いを明らかに誰かへ示す時は「上司は聡明な人です」などの形で使います。, 聡明の例文2つ目は「彼女は聡明な判断をした」です。これは「彼女と表される女性が状況に相応しい賢い判断をした」ことを表しており、「その女性がいつも賢い」というよりは「今の状況の中で利口な思考を働かせた」という意味合いになります。つまり、聡明の主な対象が「彼女(人)」ではなく「判断をした(行動)」です。, 「知的(ちてき)」とは「知識や知性に富むこと」を意味する言葉です。「状況や状態の道理を考え、理解することに関した情報や知恵が頭の中にたくさんあること」を表しています。例文としては、「素早い判断ができる知的な人」や「知的な話に頭がついていかない」などがあります。, 知的は、聡明よりも「思考力」を焦点に置いています。聡明は「考えること」よりも「結果を導く能力」に焦点がある印象ですので、知的は「道理が分かる」というよりは「思考力が高い」という意味合いが強いです。, 聡明は「状況を察して判断する能力に優れること」、知的は「適切な答えを出すために必要な思考力と情報量に長けていること」を表しているということです。状況に応じてどちらの言葉が適しているのかを考え、褒め言葉として使い分けてみましょう。, 以下の記事では、知的な人の特徴についてご紹介しています。一概に言えない部分もありますが、大方の統計によって「知的な人には特徴がある」ということが言われています。気になる方はご覧ください。, 聡明の類語にあたる言葉、1つ目は「賢明」です。「けんめい」と読むこの語には「賢くて道理に明るい・賢くて適切」といった意味があり、「その状況に合った判断や行動ができていること」を表しています。「賢明な人」「賢明な判断」などと使うため、聡明の言い換えに最も適しています。, 聡明の類語にあたる言葉、2つ目は「明哲」です。「めいてつ」と読むこの語には「才知に優れ事理に深く通じていること。またはそのような人」といった意味があり、「賢くて物事の道理に対する洞察力に長けること」を表しています。聡明や賢明、知的よりも思考的に鋭い意味合いを感じます。, 聡明の類語にあたる言葉、3つ目は「利口」です。「りこう」と読むこの語には「頭が良い・要領が良い・抜け目がない」といった意味があり、「有益な方へ進むための状況判断能力に長けていること」を表しています。利口は使用の幅が広く、暗喩的に黒い意味で使うこともあるため、その点は聡明との大きな違いになります。, 聡明は「物事がどういうことなのか?を理解する能力に長けている賢さ」を表す言葉であり、聡の語源「耳でよく聞く」明の語源「目でよく見る」ということを由来とするため、そういった物事を見極める上での落ち着いた真剣さも意味合いとしては含まれます。, 聡明は端的に言えば「賢いこと」を表す言葉なので、「聡明な人」などと言うのは褒め言葉になります。目上や男性といった立場・性別を問わず使える褒め言葉ですので、聡明の意味に当てはまる方がいた時には使ってみましょう。.